一家に一台、冷蔵庫。今現在の各社家電のペットネームです。
冷蔵庫の場合、最近だと「潤い」とか「新鮮」などの保存性能をイメージした訴求ネーミングやペットネームが多い傾向です。
過去には「野菜中心蔵」や「かわりばん庫」といったレイアウトに関するペットネームもありました。歴史を感じるペットネーム/ネーミングたちです。
※関連サイト >冷蔵庫-Wikipedia
シャープの冷蔵庫のペットネーム。
その名の通り「左右どちらからでも開くことができるドア」の機能名称。どっちもドアタイプは、シャープ特有の機能で1990年代から採用。
かつてはシャープ冷蔵庫の代名詞的なペットネームでした。
三菱冷蔵庫の機能ネーミング。
「−7℃冷凍で包丁で切れちゃう冷凍」の機能名称。かつては三菱冷蔵庫のメインペットネームで大ヒットを記録した。現在も機能名称として採用継続中。
他社は類似の−7℃冷凍をソフト冷凍などと呼んでおり、現在では業界標準機能。
※関連サイト >切れちゃう冷凍 (三菱電機)
2007年から採用されている日立冷蔵庫のペットネーム。
「真空状態になるチルド室」の機能名称が、そのまま冷蔵庫のペットネームとなっており、チルド室内を真空状態にして低酸素化をするため、乾燥や変色を防いで鮮度を保つというもの。
エアコンなどと比べると比較的新しいペットネームです。
白物家電の場合、機能名称が多いのに、数年間同一ネームを使用していないと、なかなかペットネームは浸透しません。最近成長したペットネームの一つです。
※関連サイト >おすすめ1 真空チルドWワイド (日立)
三菱電機冷蔵庫のペットネーム。「光」の方には1)光センサーによる、庫内空気の温度ではなく食品そのものの温度計測。2)光LEDによる野菜の緑化促進など、「光」に関連する機能訴求。ビッグのほうは、同一サイズで庫内容量が「BIG」ですというネーミング。
こちらも比較的新しいものの、数年使用されているため浸透度が高いペットネーム。
※関連サイト >三菱冷蔵庫 光ビック (三菱電機)
過去(1997年〜)の東芝冷蔵庫のペットネーム。現在は使用されていない。
切替ルームを業界初採用したことで、機能訴求としてのペットネーム。現在では業界標準機能。
※関連サイト >かわりばん庫 動画検索-Google
過去(1996年〜)の日立冷蔵庫のペットネーム。現在は使用されていない。
真ん中野菜室レイアウトを初採用した冷蔵庫。現在では業界標準機能となり、逆に真ん中冷凍庫が登場中。こちらは冷凍中心蔵とは言いません。
東芝冷蔵庫のペットネーム。
「プラチナ潤い鮮蔵庫 まるごと鮮度名人」といったように、長いネーミングの中で使用されるため、「鮮度名人」というペットネームの売り込み度が弱いように思えるが、比較的長く使用されている。
※関連サイト >プラチナ潤い鮮蔵庫 まるごと鮮度名人 (東芝)
日立スリムサイズ冷蔵庫のシリーズ名(ペットネーム)。
本体の幅が60cmに押さえられており、狭いキッチンでも設置しやすいスリムサイズという意味の「スリム60」と、それなのに庫内容量は大きいという意味の「ビッグ」を合わせたシリーズ名。
機能名称なのに60という数字が入っちゃうのも冷蔵庫特有で、横幅60cmというのひとつのコンパクトサイズの目安になります。
※関連サイト >フロストリサイクル冷却 ビッグ&スリム60 ラインアップ (日立)
三洋冷蔵庫のペットネーム。「機能でもなく、デザインだけでもなく、スマートであること。」 というコンセプトの元、スマートを強調したネーミング訴求です。ワリとこのペットネームを強調したシリーズ名です。
※関連サイト >&Smart (三洋電機)
三菱冷蔵庫内の棚のネーミング。
その名の通り「回って動く棚」の機能名称。三菱冷蔵庫のウリ機能で新機種からの採用。
アイデア機能をネーミングにしてしまう家電に良くある「駄洒落系ペットネーム」です。
※関連サイト >回るん棚 動くん棚 (三菱電機)